「100年の挑戦(美味)」 美味です。
ちょっとは業界人らしく、これからは先週に発表された新台なんかを列挙していこうかと思います。

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ネットの普及で新台情報なんかはホールに並ぶよりもかなり前に多数の人が目にする事が可能になりました。
自分が打ち始めた頃を思い返してみると、新台の情報といえば攻略雑誌で見る意外には無かったものですけれど。
今は攻略雑誌に機種情報が出る前にネットでいち早く情報を得る事が出来ますから。
でもネットでの情報を見ている人って、ホールで打っている人の割合で言ったら極少数ですよね。
実際に自分が通うホールに入らなければどんな新台が出ようが関係ない、という人が多いのでは?
かくいう自分もそうでしたし、今でも新台目当てに他のホールへ出向く割合は少ないです。
行っても打つためではなくて見るため。
本当に面白ければ勝手に自分が通うホールにも導入されますからね。
ちなみに先週発表された機種は
:パチスロ:
●凄忍 [ユニバーサルエンターテイメント]
●パチスロスーパー海物語IN沖縄 [三洋]
●あっぱれ剣士道 [タイヨーエレック]
:ぱちんこ:
●CR戦国KIZUNA 第二陣 紅の修羅 [マルホン]
●CR新海物語WITHアグネス・ラムライト [三洋]
●CR雪物語 [三洋]
●CRナポレオン 獅子の時代 [豊丸]
あと微妙なんですけど秘法伝は正式発表されているのかな?
営業資料みたいなのは出回ってますけど・・・
秘法伝ではないけど、ネットでも「社外秘」とか書かれた営業資料などが出回ってますけど、あれって会社倫理的に大丈夫なんでしょうか?
気になった機種があったら検索してみて下さい。 発表されている機種ならば大体どこかでPVなどが見れますから。
個人的には、もう戦国物とかはお腹いっぱいな気がしています。
前回の記事にいただいたコメントに関してもう少し掘り下げてみようと思います。
パチスロの設定推測要素についてです。
ご存知の通りパチスロには設定というものが存在し、それぞれの設定に差がつけられる事によって設計値が変化して機会割が変わります。
だからこそ、勝ちを求める技術介入要素が生まれるわけです。
抽選ですので100%勝てるわけではありませんが、機会割り100%以上の設定を打ち続けていればトータルで負ける事はほぼありません。
「ほぼ」と付けたのはもし100,1%というような微妙なプラス域だった場合、人間の一生のうちではプラスにならない場合もあるからです。
抽選の結果は不安定です。 ただプラス域が高ければ高いほどマイナス域に落ちる可能性も減ります。
ではどうやってプラス域の台を見極めるのか。
その方法の一つとして台の設計値の差、つまり「設定推測要素」を見極める事があります。
設定推測要素には「メイン確率の差」と「サブ確率の差」の2通りがあります。
「メイン確率の差」には
・小役出現確率
・ボーナス出現確率
・ハズレ出現確率
・小役重複ボーナス確率 など。
「サブ確率の差」には
・内部状態移行率
・演出選択率 など。
メインとサブには大きな違いがあります。
それが必ず表示するか否か、という違いです。
メインでの抽選結果については、リールで必ず見えています。
狙って打っていれば必ず毎回同じ結果に対しては同じ出目が出現しなくてはならないからです。
それが4号機から5号機になって規約が変わった制御の一本化だからです。
この点に関しては面白さに規制がかかった点でもありますが、面白さに一役かった点でもあると思います。
ほとんどパチスロの抽選の一番最初に来る処理でもあるため、設定推測要素としては一番役に立ちやすい要素でもあります。
それに比べてサブについては厄介にする事も出来ます。
それは必ず表示しなくても良い、というサブの性質上の特性です。
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サブ確率の差、と一言でいってもたくさん存在します。
モード移行率、ART当選率、ART上乗せG数、ART継続率、ボーナス中特定演出確率などなど。
これらは全てサブで行われている抽選です。
「ART当選率が低確率状態でチェリー成立時に1/20、高確率状態でチェリー当選時に1/4」などという抽選は、メインで行われているチェリー自体の確率はどの状態であっても一定ですが、
サブで行われているモードの状態に準じてサブで行うアシストナビ状態への移行(つまりはART状態へ移行)当選率を変化しているという事です。
つまり、サブの抽選は状態によって変化している、という事です。
確率の変更というのは結果としてしかわからないため、それを表現するために「高確率確定ステージ」や「高確率確定演出」などで表現します。
抽選と一言にいってもART機などでは、メインで「チェリーを引いた」という事だけをしていて、サブでは「チェリーを引いたから今の状態ではこの確率でARTナビ抽選をするよ」という
全く別の抽選をしています。
サブがなければただのチェリーです。 チェリー以上でも以下でもありません。
このサブの状態を完全に見せない事によってゲーム性の幅が生まれます。
「あれ? もしかしたら今高確率にいる?」 「まだ高確率から転落していないだろうからこのチェリーはアツい!」といった展開が生まれるからです。
メインの抽選にプラスしてサブの抽選を掛け合わせる事によって、より一層の面白さや出玉の波を作り出しているわけです。
ちなみに抽選の契機については、メインは必ずレバーを叩いた瞬間にのみ行いますが、サブはどこでやってもかまいません。
4号機北斗で流行りだした3rdOFFのネジネジのように1ゲームの一番最後に抽選を行ってもいいし、メインと同じようにレバーで行っても良いし。
どこで抽選を行っているかを見破る一つの方法としては、例えば、チェリー成立Gでレバーで発生する演出にART当選期待度によって異なる演出が選択される場合だったらレバーでサブの抽選を行っている可能性大です。
もし3rdoffで抽選をしているならば、レバーの時点ではまだ抽選が行われていないために当選期待度はまだ0ですので。
こういった抽選の方法や内容などを理解しておくと新しい機種が出た時の対応力が向上すると思いますよ。
サブの抽選は見えないからこそ、それを理解する事で他の人との差がつく一番の場所でもありますから。
ここまでを踏まえた上で設定推測要素についてどう設計するかのお話です。
大きく分けて「設定差をわからせる」か「設定差をわからせない」かの2つに分かれます。
「わからせない」を選んだ場合はサブで見えないように差をつけるか、もしくはメインで確率分母が大きいもののみに差をつけるかして出玉に影響させます。
「わからせる」を選んだ場合はいくつかの段階にわかれますがざっくりと分けると
①かなりわかる(G数にすると1000G以内)
②そこそこ参考になる(G数にすると3000G程度)
③終日打って結果的に参考となる(G数にすると7000G程度)
だいたいこのくらいの確率で差をつけます。
抽選の結果を表す言葉ですので、このくらい曖昧な表現になってしまいますがご了承を。
①を選ぶと、あきらかな設定差をつけなくてはなりません。
小役確率が設定によって1/50と1/500というような差がついている場合など、メインだけで付ける場合であまりない機種の性質かもしれません。
ホールにとっては強いイベントの以外は高設定を使えない厄介な代物ですから。
設定推測要素は諸刃の剣でもあります。
設定がわかりやすすぎると、それを否定した場合には打たないという事が選ばれる可能性が高いです。
だからと言って設定がわからなすぎるものも好まれない場合があります。
特に今の時勢では設定推測要素も重要な面白みの一つとなっています。
そのため、②と③の両面を持ったものが多いのかもしれません。
(②は偶数と奇数で差がつく機種、③は小役確率に差がつく機種)
そして設計をするつくり手は、これらのどこに落としどころを持ってくるかを選びます。
機種開発の最初の段階で、機種特性の方向性によっては大体の目標を定めます。
例えばエヴァスロを作るのであれば、小役確率に差をつける事を目標に出玉設計値を作り始るでしょう。
あとは出玉率との兼ね合いでどの程度の差を付けるかを最後まで調整し続けます。
ART機の出玉設計など、数ヶ月間何度も変化させながら計算をやり続ける事となりますから。
ある1箇所の数値を1増やすだけで他の箇所に及ぼす影響が・・・ みたいな感じで。
あとはメーカーによってですね。
メーカーによっては設定差をつける事を好まない所もありますし、つける事を好む所もありますし。
販売戦略によっても、例えば最強設定だけエクストラ設定です!というのはリスクにもなるし売りにもなりますから。
もしなにやってもいいよ、という風になったら設計する人の好みになります。
人気のある機種を真似してもいいし、時間がなかったら作り終わった機種のマイナーチェンジにしてもいいし。
結局は機種全体のゲーム性をどれだけ引き出せるか、という点にかかっています。
設定差がはっきりとわかりすぎる機種は、稼動低下の可能性だけを残すと思っているので個人的には作りたくありません。
ホールにある台で最強設定の割合は一番低い割合ですので、それを踏まえた上で最強設定のみ違う設計値ではなく最強設定になるにつれて変化している設計値が理想だと思っています。
設定推測も一つの面白み要素として、酸いも甘いもパチスロの魅力ですので楽しんでいただきたく思います。
ー了ー
追記:メールを作りましたので、何か気になる事などありましたらお気軽にご連絡下さい。
100years_challenge@mail.goo.ne.jp

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いつも有意義な情報をありがとうございます。
ART抽選はレバーONでボーナスと重複していない小役が当たったので、そのゲーム内(1G内)で再度サブ基盤でARTの抽選を行っている。
1Gで二段階の抽選を行うということでしょうか?
下手な日本語で申し訳ありません(汗)