変質的な繋がりと信頼

「パチスロ・ハウスルール (40acres)」

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－－－　２月某日 　－－－

＜前回のつづき・・＞


６年とか７年ほど前・・思えばその頃は以前のブログで一日ユニークアクセス(表示回数ではなく純粋に閲覧してくれた人数)が一日１５００とか２０００が普通で、軽く天狗になっていた頃だった。


まぁ、今ほどブログという概念も無く、それほど稼働日記を書いている人も多くはなかったし打ち手も今の数倍存在したという中、専業者のリアルな毎日の稼働日記を書けば幾分かのアクセス取りは可能な時代？


とにかく５号機や広告規制でこれほどパチンコ・パチスロが衰退するなんて予想どころか不安すら感じていなかった頃に美味さんに出会った。


天狗状態なので、自分から他のブログにコメントとか書いたことも無く、自分のブログに遊びにくれた方に返事としてコメントを残す程度。


その頃に美味さんはブログを書いていて、その文章から感じたのは打ち手としての考え方や思考方向、行動力や打ち方が自分に近いという思い。


思わず「初めまして！」と自分からコメントを残した記憶がある。

それからはハンゲームで麻雀をしたり数時間もチャットをしたり。

今は無き"かわきち"さんと３人でよくネット上で遊んでいたが、かわきちさんが結婚してからは麻雀とかの機会もなくなった。


その後で美味さんに"一緒に書こう"と誘うことになる。

そこから敗者の美学は空の上が発動したという経緯に。


６年とか７年とか・・それほど(ネット上で)会話しているが顔を見たこともない・・それどころか声すらも・・

思えば電話番号を知っていたがお互いに掛けることはなかった。

その奇妙な付き合いを数年も交わした人と会ったときどうなるのか？


お城にいるという美味さんを迎えにいく車中で色々と想像していた。


お城について後輩Ｔが「そういえば城のどこに？」

たしかに！お城は広いし入り口なんて沢山ある！


お城構内の地図の前に車を停めて美味さんに「今は何が見えますか？」とメールすると、自分達が今居る場所の真逆だと判明。


急いで車を走らせる。


まっちゅむらさんだけが美味さんを見たことがあるので、オレに任せとけ的だと期待して振り向くと、"どうにかなるさ"という空気を全身から醸し出しながら後部座席でまったりとしている。


ヒントは着衣しているハーフコート色だけ・・

場所は近所では一番広く込み合っている場所。


コレって見つかる？？

２０ｍくらいに一人で立っている！アレか？

でも色が若干違うような？・・？？どこか遠くを見ている・・アレだ！


あんなに怪しい人は他に居ないはず！

車を降りてアピールすると、こちらを見た！やっぱり？

するとまっちゅむらさんが「あー、さっき車種と色とナンバーをメールしといたから美味さんはコッチを見つけることができますよ」と。


頭も良いし頼りになる人・・なんだけどね、そういったことは教えてくれないと(笑)。


そして念願の初対面！ドンドン近づいてくる・・ワクワクする。

40　「どーも」

美　「あージャニさんだ」


美味さんには３つの呼び方で呼ばれているが、ジャニさんは入っていないのでジャニっぽいということだろう！！(反論は受け付けません)


二人とも初接触では挨拶から始まらなかった( ´⊿`)y-

これには理由がある。


まっちゅむさんのときにもそうだったが古い友人に会った感じが強い。

まっちゅむらさんは３年ほどで"そんな感じ"になったので、６年の美味さんは"同窓生"レベルの感覚。


二言目に「あの後、どうなった？」的な会話が出ても違和感がないほど、古くから現在も付き合いのある友人だった。


あーだ、こーだもなく、「はい」と後部座席を空けると、戸惑いもなく会話を続けながら乗車。

そして集まった３人(＋後輩Ｔ運転手)は大人同士のお決まりの挨拶とかしたっけ？


たぶん・・しなかったような・・そのまま普通の会話に突入した( ´⊿`)y-

なんて居心地の良い車内なんだろうかと。

これが初対面とか・・考えられない・・

まるで同窓会であちいこっちで色々な話が交錯している中でも会話が成り立つ。


40　「ところで駅からお城まで遠かったでしょ？送るっていったのに」

美　「いや初めて見る城は歩いて探しながら、遠くからの城の景色を楽しむんですよ」


やっぱり・・美味さんもヲタだった・・


こうして、二次元ヲタのまっちゅむらさん、パチスロ勝率ヲタ40acres、色々ヲタが揃ってしまった。

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恋い焦がれし願い叶う

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－－－　２月某日 　－－－


　　　　　　　「そちらに行きます！　決めましたｗ」


突然に入ったメールに書き込まれていた。

自分が専業からの一時撤退発言から、２日くらい後のこと。

いつかは３人で遊びたいというのは、ほとんど社交辞令化していた「敗者の美学は空の上」で日記を書いていた３人。


そのメールの主は美味さんだった。

既にまっちゅむらさんも合意ということで、自分の知らない瞬間に集結が決まった。


自分はパニック症を持つ身なので電車には乗れない。

必然的に二人に来て頂くという形になってしまった。


その形が既に二人の間で決定事項としてくれていたことは、自分にとってこの上なく幸せを感じるが・・


まっちゅむらさんは仕事を終えた後に出発して海を渡って二泊三日となるし、美味さんは新幹線を含めて全部で片道５時間ほどは必要の距離となる。


二人とも幾ら必要になるんだ？という申し訳ない気持ち。


しかしその上に"二人に会いたい"という気持ちが乗っかってしまっているので「来て頂けるならいつでも時間を合わせます！」という甘えきった返事を送ってしまった。


本当に近所まで来てくれるという心意気に深く感謝。

すぐに日取りも決まって・・前々日にまっちゅむらさんが夕刻に「ミッション完了！今からそっちに向かいます」という連絡をくれた。


本当は電話で話したかったけど、声も知らないほうが会ったときに楽しいだろうと、電話番号だけを知らせる。


電話は無く二人ともメール・・やっぱり同じ考え気持ちなのかと。

まっちゅむらさんは３年から４年くらい前からメールの遣り取りをしている。

美味さんは６年か７年くらい前からネット上とメールを交わす関係。


ペンフレンドを超えた感覚になっている・・ちなみに写真も見たことはない。

しかし期間は長く、連絡の回数も多く、内容もかなり深いものだったので、知らない人という感じではない。


むしろリアルの知り合いに近い感覚。

それはお互いにそうなのかも知れないと感じたのは、まっちゅむらさんは前々日の夜にこっちに到着するので「ホテル付近のパチ屋の偵察をして、翌日は朝から攻撃します」と言い出す。


自分は遠くからお客様が来る！ウェルカムの準備を！と、

軽く喜んで頂けるようにと色々と考えていたのに・・パチを打つと。

美味さんは前日は遅くまで仕事なので、当日の朝から出発して昼頃に着くので"先にお城見学します"と言い出す。


なんというか・・引っ越しをした友達の家に遊びに行く感覚かと。

どうやってまとめればいいんだ？この日記を三人で書き始めたときから、三人共が自由人なので冷静に考えるとこうなるのは当然か。


とにかくまっちゅむらさんに前日の夜の偵察に付き合うという感じで、その後フライングで食事、そして自分のマンションで泊まる流れでという提案っぽい連絡をする。


バサっと両断！「ホテルで全裸で寝るのが快感なので」という返事で終わる。

そして翌日の朝に連絡が入る。「今から○店と△店に向かいます」

自分は仕事(事務仕事)中で昼には終れるというか、強引に終わる予定なので連絡しますと返事するが、よく考えればまっちゅむらさんが泊まっているホテルから○店まで１０キロ近くあるような気がする。


慌てて「ところで移動手段は？」というと「徒歩です(ｷﾘｯ)」と。


「仕事は抜けられるので車で送ります！今何処ですか？待機して下さい」とメールを送ると、「えっ？大丈夫ですよ？もう７割ほど進んでますから、あと２０分も掛からないし」しれ～っと普通に言われる。


どうやらさっきの「今から出ます」は「もう出てます」だったようだ。

とりあえず○店は遠すぎるし遊ぶには雰囲気はいいが状況は極悪だと伝える。


じゃ△店に向かいますということなので近辺情報だけをお知らせして、急いで仕事を終らせないと、コレはとんでもないことになると必死になる。


そうしていると美味さんが「今から出ます」という連絡が入った。

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