「１００年の挑戦（美味）」

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先週発表された新台は以下です。

＜パチスロ＞
○ハネスロ林家一家【オーイズミ】
○リオスパ　Ｒｉｏの大温泉【ＮＥＴ】

＜ぱちんこ＞
なし


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『戦前、子供の遊びの域を出なかった「遊戯機」が焼け跡の中から不死鳥のように蘇り、大人の「遊技機」となっていった背景にはある大きな秘密が隠されていた。 「釘」である。 』
＜序章より抜粋＞

現在のぱちんこの釘のルーツを作り上げた人物「正村竹一」
正村ゲージは現在もそれを基礎としたゲージ（釘の配置）が使われているように、ぱちんこの原点でもあります。
その人物の伝記ともいえる本がある事は知っていた。　たまたま立ち寄った古本屋で見つけたので購入。

今だからこそなのか、存在自体に疑問符をつきつけられた今だからなのか、この本を読む事で何か気づく事があるかもしれない。
何か伝える事が出来るかもしれない、と。

天の釘―現代パチンコをつくった男正村竹一 (2001/03) 鈴木 笑子 商品詳細を見る

【注：ここから先は、ぱちんこやパチスロを合わせてパチンコと表記して書きます】




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警察の天下り先、北への送金、脱税、三店方式、依存症、借金、違法営業…

現代パチンコのイメージ、もしくは表される言葉は悪印象の言葉の方が圧倒的に多い。
それもそのはず、国民の多数はパチンコを打たない人間だから。
どれだけ市場が多くなっても、過半数の国民が遊技する超巨大市場には到達していない。

とある都知事の発言で、決して事実ではない事であってもそれが判断の基準にはならず、悪の権化としてパチンコはバッシングをされる対象となってしまう。
しかし、それを真っ向から対抗して、完全な善として立ち向かう事も出来ないのかもしれない。

全てを今までのように、うやむやに片付けるのではなく、全ては認められた上で透明性を持った構造に変わらなくてはならない今。

今問題になっている電力会社への天下り。
それをただ対岸の火事として見ているだけでなく、自分達も変わらなくてはならないと危機感を持たなくてはならない。


『パチンコは、ただ玉が出さえすればいいというものではない。
機械と客とが取った取られたと一喜一憂し、その駆け引きに満足しなければ、ただの遊びにすぎん。
パチンコは面白くなきゃパチンコじゃない、というのが竹一の持論である。』


本中にある言葉。
この言葉は自分がパチンコに対して最大の魅力として接する部分と同じ。
家やゲームセンターで打つ事と違った楽しみを感じるのは「ホールで打つ」という事。
もちろん台自体の仕様に対する魅力はあるが、それはホールで打つという前提で魅力が発揮される。
打ちに行く前日、開店までの瞬間、打ちながらの瞬間、打ち終わった瞬間。
どこの台に座ってどういった挙動となり、ホール全体としての挙動を見極め、自分の台の力を最大限に発揮させるためにホールの考えを見抜く！

機械ＶＳ客　　ホールＶＳ客

この駆け引きこそが最大の魅力。
その駆け引きこそが立ち回りであったり設定推測であったり釘読みであったりイベント狙いであったりする。

それがなくなれば、パチンコとしての遊技性は０となる。
カジノや宝くじとは一線を画すのがパチンコとしての存在価値。

それを守らなくてはならない。　無くすわけにはいかない。





だが、現状としては、ただただギャンブルとだけしか世間には見られず、批判されるだけなのが悔しく、そして悲しい。
これほど素晴らしい魅力を知ろうともしないで批判だけするのが悲しい。

どうしてこういう事になったのだろうか。
決して数十年前からこの業界にいたわけではないので、どうしてこうなってしまったのかはわからずにいた。
なんとなくわかったつもりになっているだけで、実際には何も知らなかった事を本を読みながらに気づいた。

今までを知る事で未来に向かう。

ギャンブルと技術と情熱と共に歩んできたパチンコの歴史を見直し、これから先に進もうではないか

「今こそ歴史の紐を解く」

そのくらい大げさな気持ちで読み進めました。



次回に続く・・・




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